阪神間の賃貸物件の賃料分布(神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市) その1

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このサイトでは主に京都市の賃貸物件のトレンド情報を発信していますが、今回は同じ関西にある神戸市各区、および、芦屋市、西宮市、尼崎市の間取り毎の賃料や専有面積について、WEB上のリアルデータをもとに賃貸データの分布を見ていきたいと思います。


数値データのままでは全体像を把握するのが難しいため、区ごとに賃料や専有面積をグラフ化して見やすくまとめています。神戸市、および芦屋市、西宮市、尼崎市のリアルな現状を見て頂き、物件探しの参考にして頂ければと思います。それでは5月上旬の賃貸物件のトレンドを見ていきましょう。

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神戸市全体の間取り毎の賃料と専有面積はどれくらい?

以下のデータは2019年05月04日時点での神戸市内の賃貸物件を間取りごとに分類したものです。
グラフでは、それぞれの間取りの賃料、専有面積、単位賃料の平均値を青字で棒グラフ中に記しています。
ここで単位賃料とは賃料を専有面積で割ったものになり、1平方メートルあたりの賃料を表しています。各区の賃料の平均を算出する場合、ワンルームや3LDKなど広さの違う物件の賃料の平均値を計算しているため、専有面積が狭い物件が多い地域は平均賃料が下がる傾向があります。これを是正するために面積あたりの賃料である「単位賃料」の平均を比較することで物件の広さに左右されない賃料を比較できます。
「ワンルーム」などの間取りの横に記してある白の数字は物件数となります。

神戸市全体では、単身者向けとなるワンルームの平均家賃は5.0万円、1LDKの平均家賃は8.2万円となっています。
ファミリー向けとなる2LDKの平均家賃は8.6万円、3LDKとなると平均家賃は9.7万円となります。

専有面積に関してはワンルームで22.7m2、1LDKで41.1m2、2LDKで56.6m2、3LDKで70.7m2となっています。

単位賃料に関してはワンルームで2210円/m2、1LDKで2030円/m2、2LDKで1520円/m2、3LDKで1360円/m2となっています。

神戸市各区および阪神間の市の賃料と専有面積はどれくらい?

続いて賃料と専有面積の傾向は神戸市各区でどのように違うのか、ランキング形式で紹介します。対象となるのはワンルームや1LDKなど全ての間取りを母数にした平均値です。尚、これらのグラフには芦屋市、西宮市、尼崎市も含まれます。

物件の件数が最も多のは中央区で件数は3558件となっています。次に西宮市、灘区、尼崎市と続いています。

また、物件数が最も少ないのは芦屋市の729件になります。

次に平均家賃についてです。全区で平均家賃が最も安いのは西区で5.6万円、最も高いのは芦屋市で11.3万円となっており、その差は5.7万円です。

専有面積が最も広いのは芦屋市の60.4m2、次に広いのは北区の53m2、最も狭いのは中央区の30.5m2となっています。

間取り毎の平均賃料はどれくらい?

上記のデータはワンルームや3LDKなどすべての間取りの平均値でしたが、次は間取り毎にデータを分類して見てみましょう。
これで間取りごとの賃料が各区でどれぐらい異なるかが分かります。尚、これらのグラフは神戸市のみで芦屋市、西宮市、尼崎市は含まれません。

ワンルーム


ワンルーム物件は2.9万円から5.8万円です。最も安いのは西区、最も高いのは中央区という結果になりました。

1K


1K物件は3.6万円から6.2万円です。最も安いのは西区、最も高いのは中央区という結果になりました。

1LDK


続いて1LDKです。最も安いのは西区の6.1万円、最も高いのは中央区の10.0万円になりました。同じく4月末の調査で京都市では下京区の9.8万円が最高だったので、京都市よりも高い物件が多いことが分かります。

2LDK


2LDKの賃料は6.6万円から11.7万円です。最も安いのは北区、最も高いのは中央区という結果になりました。最大と最小の比は1.8倍になります。

3LDK


続いて3LDKです。最も安いのは北区の7.0万円、最も高いのは中央区の14.3万円という結果になりました。最大と最小の比は2.0倍です。ファミリー世帯向けの広くて価格的にリーズナブルな物件を探すには北区、垂水区あたりが適しているようです。ちなみに京都市の最高は中京区の21.5万円なので、3LDKに関してはき京都市の方が高いということになります。

その2へ続きます。