京都市各区の住まい情報【南区、伏見区、山科区】 (2018年11月19日の賃貸データ)

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稲荷

引き続き、京都市南部に位置する南区、伏見区、山科区について説明します。

まずは南区の平均賃料を紹介します。
南区
南区の位置はJR京都線以南で、概ね桂川と鴨川に挟まれた地域となります。桂川の西側で、国道171号線周辺の久世エリアも南区となります。
住宅地や企業の工場などが多く存在し、有名企業としては、ワコールや任天堂、ジーエスユアサ、日本電産、堀場製作所などがあります。
また、京都駅から近鉄線で一駅のところに世界遺産となっている東寺が存在し、新幹線で京都駅を発車して、すぐ左手に東寺のシンボルとなっている五重塔を見ることができます。
東寺
京都駅南側にはイオンなどの商業施設も多く、また、京都駅北側と比較すると地価も安いため、京都駅を通勤や通学で利用したい駅近物件を希望する層に人気のエリアです。JR京都線の西大路駅、桂川駅をはじめ、近鉄線や市営地下鉄線もあり、交通の便は良好です。

次に伏見区です。
伏見区
人口28万人を擁し、面積も京都市の11の区の中で最大となります。京都市の南に位置し、京阪線や奈良線と通じて、大阪や奈良との連絡が良好な地域です。
区域には伏見稲荷大社や醍醐寺、城南宮などがあり、1年を通して多くの観光客の訪れます。
古くは秀吉の時代に桃山城下町として栄えたエリアは現代でも大手筋を中心に賑わいを見せており、京都中心部とは違った趣のある街並みを見ることができます。また、伏見の語源は伏水とも呼ばれ、日本酒の生産も古くから盛んであり、日本を代表する月桂冠や宝酒造、黄桜など多くの日本酒の蔵元が存在します。
稲荷
伏見区は面積が広いため物件数も多くなっています。また、市中心部と比較すると地下も安いため3LDKでも9万円弱の賃料となっています。近鉄丹波橋駅、桃山御陵前駅、伏見桃山駅あたりは、大手筋商店街も近く、おススメのエリアとなります。また、宇治市の六地蔵エリアに面した醍醐や、桃山南エリアも近年では商業施設やマンションが増築され人気のエリアとなっています。

最後に山科区を紹介します。
山科区
山科区は古くから京都と滋賀方面、京都と奈良方面を結ぶ交通の要衝として栄えてきました。いまでもJR山科駅には新快速電車が止まり、琵琶湖線と湖西線分岐の主要駅であることからベッドタウンとして認知されており、駅周辺には多くの住宅が立ち並んでいます。また、市営地下鉄東西線の開通に伴い、山科の南に位置する東野や椥辻(なぎつじ)エリアも物件数が増えており、交通の便が良く、三条や、京都駅までの所要時間が短いことから、主にファミリー層に人気のエリアとなっています。
平均賃料は伏見区の相場と似通っています。

以上、南区、伏見区、山科区をご紹介しました。