京都市各区の住まい情報【上京区、中京区、下京区】 (2018年11月19日の賃貸データ)

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前回に引き続き、上京区、中京区、下京区の家賃相場を紹介します。

平安時代に条坊制により区画及び道路が整備されたいわゆる碁盤の目の中に位置するのがこれら三区になります。市周辺部と比較すると平地が多く寺社仏閣は少なめです。

市の中心部ということもあり、交通の便も良く、オフィスや商業施設も近いことから最も人気の高いエリアとなっています。

上京区

まずは上京区から紹介します。

上京区は三区の北に位置し、区域内には京都府庁や京都御所が存在します。古くは平安京の内裏や室町時代の花の御所もこの地に造営され、古くから行政の中心地でした。また、他の歴史的な史跡としては、相国寺、北野天満宮などがあり、西陣地区では京都を代表する「西陣織」が平安の時代から現在まで引き継がれている貴重な地域でもあります。

現在の区域は丸太町以北、市営地下鉄烏丸線の鞍馬口以南となり、東は鴨川、西は天神川がおおまかな境界線となります。
今出川エリアには同志社大学があり、周辺は学生が多く住む地域となります。

中京区

続いて中京区です。

区域としては南は概ね四条通、北は丸太町、東は鴨川、西は西土居通ないしは西小路通までとなっています。四条以南の壬生エリアも中京区域です。


東西に走る通りとしては、デパートなどの商業施設や銀行が立ち並び京都随一の繁華街である四条通や、京都の台所である錦市場を有する錦小路通、京都市役所の面する御池通があり、京都の商業の中心地を担う地域と言えます。また、街中でありながら、二条城や本能寺をはじめとする歴史的な建造物もあり多くの観光客が訪れています。

大路を離れ、通りを入ると古くからの町家が立ち並ぶ京都らしい景観も見られ、町家を改装したおしゃれなレストランやカフェも数多く存在しています。

市の中心部ということで地価が高いこともあり、専有面積の広い3LDK物件の平均賃料は京都市内で最も高い値となっています。

また、市中心部の商業施設に近く、交通の利便性も高いことから単身者向けの物件にも人気が集まっています。1LDKの物件数は300件と多く、賃料は10万円弱と高めの設定となっており、人気の高さが伺えます。

下京区
京都の風景

次に下京区です。

上京、中京、下京の三区の最も南に位置し、JR京都線が南区との境となっており、JR以北が下京区となります。

JR京都駅や西本願寺、東本願寺、梅小路公園(京都水族館、京都鉄道博物館)などが位置します。また、京都駅周辺は商業施設のビルも多く、レジャーや買い物等の利便性は高いと言えます。

最近はJR京都駅周辺の再開発やホテルの開発が活発化してきており、その影響で地価も高騰しています。京都市民の憩いの場所のひとつである梅小路公園の北側、七条通に面して新しいJRの新駅が誕生する予定であり、下京区に西側エリアはさらに人気が高まることが予想されます。