京都市で人気の子育てエリアはどこか?(国勢調査から見るデータ)

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2020年3月も終わりになり卒業、入学、就職、転勤のシーズンとなりました。

京都市に引っ越したいけど、どのエリアが子育てに適しているのか?人気のエリアなのか分からないといった方も多いと思います。

そこで、今回は京都市で子育てしやすいエリアを調査したいと思います。

といっても直接、人気のエリアを調べるわけではありません。国勢調査の結果を元に子供の多いエリアを調査してみたいと思います。

「子供が多いエリア」=「子育てに人気のエリア」 という考えです。

情報源は平成27年の国勢調査結果になります。国勢調査の結果を見てみるとその調査地域ごとの特徴が良く分かります。今回は15歳未満の人口に注目し、区や地域ごとにグラフ化してみました。

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行政区ごとの人口総数

はじめに京都市各行政区の総人口のグラフです。最も人口が多いのは伏見区で28.07万人です。平成27年(西暦2015年)は今から5年前になり、最新の2020年1月時点では伏見区の人口は27.76万人と人口は減少傾向にあります。

15歳未満人口

続いて、区ごとの15歳未満の人口です。15歳未満の人口が多いのは伏見区の3.3万人です。最も少ないのは東山区の2,895人でした。伏見区、右京区、西京区あたりの人口が多いですが、これは区の面積が広いことも関係しています。

15歳未満人口割合

15歳未満の人口を総人口で割ったグラフで総人口に占める15歳未満の人口割合を示しています。西京区では総人口の13%が15歳未満となっており、その他の区域は概ね10%程度です。15歳未満人口が最も多いのは伏見区でしたが、その他の年齢(15歳以上)の人口も多いので、全体に対する15歳未満の割合は11.8%となっています。また、もっとも15歳未満の人口割合が少ないのは東山区の7.4%でした。

ちなみに日本全国平均はこの年12.6%でしたので全国的に見ても京都市は子供の割合が少ない自治体と言えます。

15歳未満の人口(地域別)

では、もう少し細かなエリアごとで15歳未満の人口を見ていきたいと思います。国勢調査での統計調査エリアの最小単位はいわゆる学区になっています。京都の学区は古くは明治時代の名称もあり、難読の地名も多くあり、今回、区名と共に読み仮名も付けました。

正直な所、京都市外の方は地名を見てもピンと来ないと思いますし、京都市在住の方でも自分の住んでいるエリア以外はよく分からないかもしれません。しかし、区の統計では広すぎて値が平均化されてしまうため、地域の実態を詳しく見るためには学区ごとに見ていく必要があると思い集計してみました。

では、早速15歳未満の人口から見ていきましょう。もっとも15歳未満の人口が多いのは南区の久世で2,857人となりました。JR桂川駅が開業し、イオンモールや洛南小学校など周辺施設が充実したおかげで子育て世代が多く移り住むようになりました。

続いて右京区の太秦、西院第二エリアとなっており、こちらもエリアの再開発が進んでおりたくさんのマンションが立ち並ぶエリアです。これらのエリアは京都市西部で大阪にもアクセスが良く、地価も安く再開発が進んでいるエリアという共通点があり、子育て世代にマッチした住宅が多いということになります。

地名だけでは良く分からないと思いますので、南区と右京区の学区の地図を以下に示します。

南区 (出展:京都市統計ポータル)
右京区 (出展:京都市統計ポータル)

15歳未満の人口割合 (地域別)

続いて、地域ごとの15歳未満の人口割合です。総人口に占める15歳未満の人口の割合です。最も割合が高いのは左京区の広河原で24.7%という結果になりました。母数が24人と少ないので理由は良くわかりませんが、 4人に一人は子供なので気にはなるところです。2位以下は久我の杜、羽束師、桂徳、桂川、松尾と市の南西部に位置するエリアがランクインしています。久我の杜、羽束師エリアは豊かな水田地帯でしたが近年は一戸建てやマンションが林立し、子供の人数が増えたために中学校の校舎を増築するなど急な人口増加に追われるほどでした。

伏見区西部 (出展:京都市統計ポータル)
西京区東部 (出展:京都市統計ポータル)

京都市の人口密度(地域別)

最後に人口密度を見てみたいと思います。人口密度はその地域の人口を面積で割ったものです。人口密度が多いほど、人が密集して住んでいることになります。下のグラフは全年齢での京都市全エリアの人口密度ランキングです。

1位は中京区の本能エリアで約3万人/km2です。住宅エリア、特に高層のマンションが多く、面積あたりの人口が高いことが理由だと考えられます。以下、市の中心部に近い下京区や中京区のエリアも同様の理由によるものです。

15歳未満人口密度

続いて15歳未満の人口密度です。1km2あたりの子供の数が多いエリアのランキングです。1位はさきほども出てきた本能になります。

本能は昔、明智光秀が織田信長を討った本能寺があったエリアであり、今は京都随一の公立進学校である堀川高校があるエリアでもあります。後に続く、城巽、柳池、初音、梅屋も中京区の市の中心エリアです。

七条は梅小路公園や水族館の西、西大路までのエリアです。環境も良く、元々マンションが多いエリアでしたが、最近、JRの梅小路京都西駅が開業したことで更に地価が上がり、活性化しているエリアです。音羽川は山科区のJR山科駅の南東のエリアであり、交通の便が良く、地価も安いことから近年注目のエリアとなっています。

終わりに

京都市の子供が多いエリアを国勢調査結果から読み解いてみました。人口として多いのは久世、太秦、西院第二と市の西部から南西部の比較的手ごろな価格の住宅エリアでした。15歳未満の人口割合が多いのは、これに加え伏見区の西部のエリア、久我の杜、羽束師エリアです。いずれも桂川流域のエリアです。

一方、15歳未満の人口密度が高いのは市中心部の高層マンションが多いエリア、本能、 城巽、柳池でした。一時期は大都市のように中心部が子育てには不向きで子供が減って空洞化した時期もありましたが、その後、増加に転じて今に至っているようです。しかし、最近は土地不足による地価の高騰、マンション価格の高騰により子育て世代は再び都心から郊外へ転出する傾向が強くなってきているようです。

以上が今回の調査結果になります。子育てをするのに適した地域はどのあたりが良いか参考になったでしょうか?子供が多い地域は多くの親御さんが環境が良いと思って選んだエリアでもあります。つまり子育てに人気のエリアが国勢調査の結果にも反映されていたのです。多くの親御さんが選んだ実績を参考にして頂き、新しい物件探しを進めて頂ければと思います。