京都市の賃貸物件の間取りの種類はどれくらいあるか?

スポンサー リンク

10月に入り、秋らしい景色になってきました。今年の時代祭は10月26日に開催されるようです。 例年10月22日に実施されていますが、今年は即位礼正殿の儀と日が重なったため、26日に変更されたようです。12時に京都御所の建礼門を出発し、平安神宮を目指します。

さて、今回は京都市の賃貸物件の中でどのような間取りがあるのか。その特徴を見てみたいと思います。

①間取りと賃料

まず、抽出した賃貸物件の間取りと賃料の平均値を棒グラフにしました。最も高いのは8LDKの31万円、最も安いのはワンルームの4.1万円でした。2LDKは8.8万円、1LDKは8.2万円となっています。間取りの種類としてはワンルームから9LDKまで38種類もあります!!

KやDK、LDKと部屋数の数字の組み合わせを考えると思ったよりもたくさんの間取りがあることが分かります。

②間取りと専有面積

次に各間取りの専有面積の平均値を示します。狭い方から見ていくとグラフの右、ワンルームは20m2、1LDKは41m2、2LDKは55m2となっています。最大はグラフの左端、8LDKのなんと312m2という物件がありました。
変わった間取りで言うと、1LKという物件があります。Dダイニングが無いようですが2LDKとほぼ同じ専有面積の52m2なので1Lと2LDがほぼ同じ広さということが分かります。

③間取りと物件数

続いて、各間取りごとの物件の数を見てみます。最も多い間取りは1Kの8542件でした。続いてワンルーム、2LDK、1LDK、2DKと続いていきます。2SDK、8SLDK、6SK、9LDKは1件ずつしかなくレアな間取りの物件であると言えます。

最近の物件はLDKが多いですが、2K、3K物件も100件以上あり、まだまだ需要があることを表しています。

④間取りと単位賃料

続いて、単位面積あたりの賃料です。別の投稿でも記載していますが、専有面積の狭い物件ほど、この単位賃料は高くなります。

1000円でどれくらい広い部屋に住めるか?

最後に散布図を紹介します。下の散布図は横軸に専有面積、縦軸に賃料1000円あたりの専有面積をグラフにしたものです。言い換えると、1000円でどれくらいの広さの物件が借りられるか?という指標を示したものになります。

Y軸の上に行けば行くほど広い物件になることを示してします。ひとつ前のグラフに示したように間取りの広い物件ほどコストパフォーマンスは良くなるため、今回の下のグラフでも部屋数の多い物件(専有面積の広い物件)ほど1000円あたりの専有面積は広くなっています(グラフの上の方に点があります)。逆に1Kやワンルームなどの狭い間取りの物件の点はグラフの下の方に集中しています。

ここでグラフでは二つの群があり、それぞれ青とオレンジの点に分かれています。オレンジはLDKを含む群、青はそれ以外のDKもしくはKを含む群です。

なぜこのように2つの群になるのでしょうか?

横軸を専有面積にしているので、KやDKに比べてひとつ部屋の多いLDKは分布が異なるのは理解できます。これはDKとKの差についても言えることだと思うのですが、実際はL(リビング)と比較してD(ダイニング)の面積が小さいため、DとDKの差がDKとLDKほど広がっておらずKとDKの差がほとんど見えていません。よってひとつの直線に乗っているように見えるのです。

物件の中にはいろいろ面白間取りがあるのも確かであり、変わった間取りを見つけるのも楽しいかもしれません。機会を見て、面白間取りの物件も紹介したいと思います。