京都市の賃貸物件数の推移 (2019年度)

稲荷
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賃貸物件検索サイトには、毎日たくさんの賃貸物件が登録され、一方で成約された物件は削除されています。

いつ見てもたくさんの物件がサイトには並んでいますが、果たして年間を通じてどれくらいの物件数が紹介されているのでしょうか?

その疑問を解くべく、今回は京都市の物件数の推移をグラフ化してみました。

集計の対象にした物件数はSUUMOに登録されている京都市内の賃貸物件数です。

集計期間は2019/3/2~2020/1/16です。 それでは早速、グラフを見てみましょう。

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京都市の賃貸物件数の推移

2019年3月初旬から2020年1月中旬までの11か月の賃貸物件数の推移です。
グラフの横軸は日付、縦軸は物件数になります。縦軸の数値の単位は千件です。調査を開始した2019/3/2時点では賃貸物件は369,900件登録されていました。

年間を通した平均物件数は約39万件、最も件数が少ないのは2019/3/25の360,600件、最も多いのは2019/11/18の407,900件となりました。

引っ越しシーズンといえば、やはり3月であり、3月はじめから成約が進み3月終わりになると物件数は最も少なくなります。また、反対に秋は最も物件数が多くなる時期ということが上のグラフから分かります。秋を過ぎると物件数は緩やかに減ってきています。

さて、次に物件数の年間の変動量を見てみましょう。最小で36万件、最大で40万件なので、その差は4万件です。ここから、年間の京都市の賃貸物件数の変動量は約10%であると言えます。

厳密な所を言うと、実際にサイトに登録されている物件重複登録されている物件が一割ほどあるため、これを除くと変動量は10%を少し超える値となります。

では、次にどの区域の物件の変動が多いのか見ていきましょう。代表的な区での物件数の推移をグラフで見ていきたいと思います。

下京区の物件数推移

下京区の物件数推移です。京都市と同じような推移となっています。
最小は2019/03/14の26,600件、最大は2019/10/15の42,600件、その差は約16,000件です。
年間の平均物件数は36,500件ですので、年間の賃貸物件の変動率は44%とかなり大きく変動します。つまり、下京区は売れ残り物件が少ない需給バランスが取れている地域と言えます。

中京区の物件数推移

続いて中京区です。
最小は2019/03/22の39,200件、最大は2019/12/08の47,900件、その差は8,700件です。
年間の平均物件数は43,600件であり、年間の賃貸物件の変動率は20%となります。下京区ほどは変動は激しくありません。

伏見区の物件数推移

続いて伏見区です。
最小は2019/08/27の42,200件、最大は2019/10/26の48,500件、その差は6,300件と変動はあまり大きくありません。
年間の平均物件数は45,600件ですので、年間の賃貸物件の変動率は14%となります。物件数の母数も多く、年間を通して安定して物件が供給されているエリアと言えます。

左京区の物件数推移

続いて左京区です。
最小は2019/04/04の42,900件、最大は2020/01/17の55,800件、その差は13,100件と1万件を超えています。
年間の平均物件数は48,800件ですので、年間の賃貸物件の変動率は27%となります。

左京区の特徴としては4月初旬に底を打ったあと物件は上昇を続け、秋を過ぎ、冬に入っても増え続けている点です。数値としては今回調査した1月中旬がピークですが、2月にかけて更に物件数は増えるものと見られます。どこでピークを迎えるかは別途、報告します。

尚、左京区は京都大学を始めとする大学が多く、大学生の転居の影響が物件数推移にも大きな影響を与えていると考えられます。

西京区の物件数推移

最後に西京区です。
最小は2020/01/16の17,500件、最大は2019/07/08の23,000件、その差は5,500件です。
年間の平均物件数は20,800件ですので年間の賃貸物件の変動率は27%になります。

グラフを見てもらうと他の区とは違った傾向が見られます。3月の引っ越しシーズンのあと、7月にピークを迎えたあと、物件数は減少を続け、2020/1/16時点で最小を記録しています。おそらく、この先も減少を続けるものと思われます。面白い事に、先ほどの左京区とは全く逆の傾向となります。

終わりに

さて、今回は時系列での京都市の物件数の推移を紹介しました。

区毎に増減の傾向は違い、京都市中心部の区は3月上旬は物件数が減少傾向、ファミリー世帯が多くベッドタウン地域は物件数が増加傾向にあることが分かりました。

各区の地勢や人口動態など、それぞれの特徴が物件数の推移にも表れていると考えられます。今後も調査は継続し、物件数と人口動態など相関のあるデータが得られれば別途紹介します。

また、今回は2019年の推移を紹介しましたが、来年度にかけても調査を継続しますので、近いうちに年度末の引っ越しシーズンの推移も含めた結果を紹介したいと思います。

以下のリンクをクリックすると京都市の最新の賃貸物件数の推移をグラフで確認することができます。