引っ越しの際、気をつけることは? 段取りチェックリスト

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これから2月、3月にかけて進学や就職、転勤を契機とした引っ越しシーズンが到来します。

気に入った物件が決まり、引越しをすることが決まったら、早速、引っ越しの段取りを決めましょう。引っ越しの際はやるべきことがたくさんあります。いつ、何をすればよいのか大まかな流れを確認し、効率よく引っ越し準備を進めましょう。

1. 新居の決定

まずはWeb等で気に入った物件候補を選びましょう。気に入った物件をリストアップしておき、必要に応じて不動産業者に問い合わせをおこないます。新居周辺の住宅事情や物件の内覧等で可能な限り実際の物件を見られることをお勧めします。



2. 引越し日の決定、引っ越し業者の選定

不動産業者を介して、大家さんと間で引っ越し日を決定します。また、その日時に合わせて引っ越し業者の選定に入ります。以下のリンクから引っ越し業者の比較が可能ですので、ぜひご利用ください。

業者によっては数万円の差が出ることもありますので相見積もりを取って最も安い業者を頼まれることをお勧めします。


3. 現住居の管理会社・大家さんに賃貸契約解約の連絡

引っ越し日が決まったら、旧居の退去日を現住所の管理会社・大家さんに連絡します。このときの注意点がいくつかあります。旧居と新居、それぞれについては家賃の日割りが可能かどうか事前に確認してください。

以下に例を挙げますので参考にしてください。

退去月は日割りNG、入居月は日割りOKの場合で3月末に退去、入居する場合

退去月の日割りはNGなので3月分の家賃を全て払った上で、3月下旬の家賃を日割りで支払います。3月下旬の期間のみ重複して家賃が発生しています。

退去月は日割りNG、入居月は日割りOKの場合で4月初に退去、入居する場合

退去月の日割りはNGなので4月分の家賃を全て払った上で、4月上旬からの家賃を日割りで支払います。 4月は旧居にほとんど住んでいないにも関わらず、旧居の家賃を1か月分払わなければならず損になります。退去時期と日割り清算可能かどうかは事前によく確認しましょう。

4. 新居の賃貸契約の締結、費用の支払い

旧居の退去手続きの最中ですが、新居の賃貸契約の締結や初期費用の支払いが同じ時期に必要になってきます。基本的には不動産業者にお任せで良いですが、契約の際は必要に応じて対面での事務処理が必要なこともありますので対応が必要です。

5. 不要品の処分、家具、粗大ゴミの収集依頼

引っ越しの荷物を減らすためにもこの際、思い切って不用品は処分しましょう。家に取っておいても2年使っていない品物はその後も使う可能性が低いため、処分を検討しましょう。

家電製品や金属ごみ等は廃品回収業者が無料で買い取ってます。家具等の大型の廃棄物は市町村の窓口に問い合わせ、コンビニ等でシールを買って、家具に貼り付けます。電話等で廃棄の日時が指定されますので、その日に合わせて委託業者に取りに来てもらいます。

以下にいくつか不用品処分に便利なサイトを紹介します。

古本やCDなど中古買い取り「ブックオフ」

本やCDなどはブックオフで換金できます。ネットで申し込みでき、無料で自宅まで買い取り査定にも来てくれます。ぜひ利用してみてください。

大学の教科書を買い取ってもらえる「テキスト ポン」

また、学生さんの場合、不要になった教科書等を捨てるに捨てれない場合があります。そんなときは以下の教科書専門の買い取りを試してみてください。専門書は高い割に需要が低い場合が多く、そんなときはブックオフよりも専門店に売った方が高く買い取ってもらえます。

出張買取専門ご自宅のものなんでも買い取ります「買取屋さんグループ」

ご自宅に眠っている家電、家具、スマホ、ゲーム、化粧品、ベビー用品、洋服、自転車などあらゆる不用品を買い取ってもらえます。他で買い取ってもらえなかった不用品も、まずは無料見積もりフォームから簡単査定してみましょう。

全国対応、送料無料、当日集荷OK「 リサイクルサービスecofa 」

PC、家電、オーディオ、カメラ、カーナビ、ゲーム、車用品、バイク、ゴルフ用品、時計、楽器などかなりたくさんの種類の不用品の無料査定ができます。一度、以下のリンクから見積もりをしてみましょう。



6. 幼稚園と保育園、学校の転校手続き

お子さんがいらっしゃる場合は、転園、転校の手続きが必要です。

転出の際に 在学中の学校から「在学証明書」と「教科書給与証明書」を受け取ります。また、転入時に 役所で「転入学通知書」が発行されますので、これらを持って新しい学校へ届ければ手続きが完了します。

市町村によってはこれらの手続きが簡略化されている所もあります。転校の段取りについては、転出する学校に一度ご相談ください。

7. 電気・ガス・水道・インターネットなどインフラの停止手続き

電気、ガス、水道、インターネットなどのインフラの停止手続きをします。基本的には全てweb上で手続きが可能です。その際、契約者番号が必要となります。月々の請求書等に記載がありますので忘れずに取っておくと記入がスムーズに行えます。

尚、ガスの開栓は業者による本人立ち合いが必要ですので、事前にweb上で引っ越し日時を立会日に設定しておいてください。

閉栓手続きが完了しないと、次月も請求が来てしまいますので必ず閉栓手続きをしてください。

尚、閉栓手続きと同時に新居での開栓手続きも同じタイミングでweb上でおこなえます。

8. 郵便物の転送届け

旧居宛の郵便物を1年間、新居に転送するサービスです。

あたらしい町にも、しっかり届く安心。e転居 - 郵便局
引越し先への郵便物等の転送に。インターネット上で転居届を受け付ける日本郵便の無料サービスです。

宅急便も同様のサービスがあります。利用手続きはこちらから。

宅急便転居転送サービス 旧住所宛の荷物を新住所で受け取る | ヤマト運輸
クロネコヤマトでおなじみ、ヤマト運輸のウェブサイトの「宅急便転居転送サービス 旧住所宛の荷物を新住所で受け取る」ページです。本サイトでは荷物のお問い合わせ、集荷...

9. 引越し業者との最終確認、 冷蔵庫・洗濯機の運搬準備

引っ越しの前日になったら、引っ越し業者と時間の最終確認をおこないます。また、冷蔵庫の運搬準備、洗濯機の運搬準備をおこないます。浄水器等の取り外し等も前日までにおこなってください。

10. 転出・転居届(役所)

役所で転出届をおこなってください。転出届を受け取ってから転入手続きまでは2週間以内におこなう必要があります。従って、必要以上に早く転出届を出すことは出来ません。

転出した時点でその市町村での住民登録が抹消されます。

10. 荷物の搬出、最終の掃除、旧居の明け渡し・鍵の返却

引っ越し日当日です。引っ越し業者に指示し荷物を搬出し、部屋の最終の掃除をおこなってください。

このとき、必要以上の掃除は不要です。どうせ、次の入居の前に業者による掃除が入ります。大家さんの指示に従い、鍵の返却をおこなってください。場合によっては明け渡し時に立ち合いがあり、壁や床などの傷や落書き等チェックや設備備品のチェックも同時におこないます。

鍵は入居時に2セットか3セット渡されていると思いますので全て返却してください。

忘れ物がないか確認し、これで旧住居の明け渡しは完了です。続いて新住居の手続きです。

11. 新居ご近所への挨拶

引っ越し先の新居の周辺住民への挨拶です。引っ越し業者によっては粗品を用意しているところもあります。今後のご近所付き合いを考えて、両隣やマンションの下の階の住民には直接、お菓子等の手土産を持参して手短にご挨拶を済ませてください。

12. 電気・ガス・水道・インターネットの使用開始

水道・ネットに関しては事前に開栓を申し込んでおけば特にすることはありません。水道は場合によっては元栓が閉まっていることがありますのでご自身で元栓をひねって開栓してください。蛇口をひねって水道メータの矢印がクルクル回りだせば開栓完了です。

尚、集合住宅の場合は水道の開栓は不要な場合が多いので事前に不動産業者もしくは大家さんに問い合わせておくと良いでしょう。

電気に関しては最初に宅内のブレーカーを上げる必要があります。ブレーカーは玄関の上やトイレの上に設置されていることが多いです。

ガスに関しては業者との立ち合いの元での開栓となります。指定した時間に遅れそうな場合は、電話連絡等で調整してください。

13. 荷解き・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの設置

搬入した荷物の荷解きをおこなってください。冷蔵庫、洗濯機、エアコンは業者による設置が一般的なのでお任せしましょう。エアコンの設置の際は場合によってはホースの交換やガスの交換等で追加料金が発生することがあります。

エアコンを使わない訳にはいかないのでこの際、ホース等の設備を新調するのも良いと思います。

14. 転入届・印鑑証明・マイナンバーの住所変更(役所で手続き)

役所での転入手続きを済ませます。同時に印鑑証明の取得、マイナンバーの住所変更も同時におこないます。

15. 児童手当の受給事由消滅届けと転入手続き(役所で手続き)

お子さんがいる場合は、児童手当を再取得するための手続きをおこないます。収入証明書等の発行のため手数料が必要な場合があります。

16. 運転免許の住所変更(試験場、免許センター、警察で手続き)

運転免許証の住所変更をおこないます。市役所の近くに警察署があれば、役所の手続きと同じタイミングでおこなえます。

尚、役所や警察署は、定時になったら窓口は強制的に閉められます。お役所はこのあたりの融通が利きませんのでご注意ください。

時間に余裕を持って役所に行かれることをお勧めします。

17. 銀行口座・クレジットカード・各種保険の住所変更

銀行口座やクレジットカード等の住所変更をおこないます。郵便物の転送をおこなっているので急ぐ必要はありませんが、時間が経つと面倒になりますので、忘れないうちに手続きを済ませてください。

手続きが完了すると郵便物等は転送されずに直接届くようになります。逆に言うと転送されている郵便物はまだ住所変更されていないということですので、住所変更したかどうかの目安になります。

18. 終わりに

引越し後の手続きはたくさんありますので、忘れないように、チェックリストで確認しながら、一つずつ完了させましょう。

段取り良く引っ越しを完了させ、新しい生活のスタートを切りましょう。