2020年版 関西の住みたい街ランキング

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SUUMO(リクルート住まいカンパニー)では、毎年、住みたい街ランキングを発表しています。

2020年度版は先日5月20日に発表されました。

関西在住の男女4600人から住みたい街(駅と自治体)を選んでもらい、ランキング形式で発表しています。調査はマクロミルを使って調査されていたようです。

本サイトでは京都を中心とした「住まい」に関する情報を発信しているため、毎年このランキングは気になってチェックしています。今回は、この発表結果である住みたい街ランキングの年次推移をグラフ化してみました。

SUUMOが発表した2020年調査結果データは以下をご覧ください。

https://www.recruit-sumai.co.jp/data/upload/bb4a3cfab1f2a59736cd3fe8fe8df88d_1.pdf

住みたい駅ランキング [関西]

では、早速、住みたい駅ランキングの年次推移のグラフです。

関西在住の人が見聞きした情報を元に、ぜひこのエリアに住んでみたい!と思った駅になります。

2020年の堂々の1位は、阪急「西宮北口」です!!

グラフを見ると2013年から1位の座を堅持しておりその圧倒的な人気ぶりは衰えることを知りません。そして2位はこちらも2013年から西宮北口と人気を二分する阪急「梅田」でした。3位はここ3年その座を維持している阪急「神戸三宮」です。

関西では昔から大阪と神戸の間(つまり阪神間)の阪急沿線に戦略的に高級住宅地が多く建てられ、関西の財界人や芸能人もこのエリアに多く住むことから上品でおしゃれな街が多いというイメージが定着し、人気が上がりました。当然このエリアの地価も高くなっており、芦屋を中心に高嶺の花になっています。ランキングに登場する「夙川」や「岡本」、「芦屋川」がこの阪急沿線の駅に該当します。また、阪急「梅田」と阪急「神戸三宮」のどちらにもアクセスが良いのがその中間地点にある阪急「西宮北口」になります。

そして地下鉄御堂筋線の「なんば」「天王寺」「江坂」、御堂筋線の延長にある北大阪急行「千里中央」と大阪の人気エリアが続きます。

京都府ではJR「京都」が10位、JR「桂」が12位、阪急「京都河原町」が18位に入っています。

人気が上昇傾向にあるのは、「天王寺」「京都」「草津」「桂」「大阪」「尼崎」になります。駅周辺の大規模な再開発により商業施設やマンションが増え、利便性が向上しているエリアになります。

下降傾向にあるのはさきほど説明した阪急沿線の「岡本」「宝塚」「芦屋川」になります。昔ながらのおしゃれな高級住宅地への憧れはあるものの、地価が上がり敬遠傾向にあるのかもしれません。

住みたい自治体ランキング推移 [関西]

続いて、住みたい自治体ランキングの推移です。

こちらも第1位は「兵庫県西宮市」でした。住みたい駅ランキングに登場する人気の駅としては阪急「西宮北口」「夙川」、JR「西宮」があり、2013年から連続8年目の栄冠になります。

上でも述べましたが、梅田と三宮の中間に位置し、芦屋ほど値段が高くなく、西宮ガーデンズなどの商業施設もあり、程よく活気がありながら安全で閑静な雰囲気もあるところが人気なようです。通勤やお出かけにも便利なため関東から関西への転勤族は西宮を選択される人が多いようです。西宮の魅力については機会があれば別の投稿で紹介したいと思います。

第2位は「大阪」「梅田」のある大阪市北区です。第3位は三宮のある神戸市中央区でした。いずれも利便性は抜群のエリアです。

最近上昇傾向にあるのは、天王寺、明石市、福島区、草津市、尼崎市です。

これら明石市、草津市、尼崎市は駅周辺がベッドタウンとして開発が進んでおり、単身世帯、ファミリー世帯共にに人気があるエリアになっています。