2021年 京都御苑・京都御所の秋、宮廷文化

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11月に入り紅葉の季節になりました。京都御苑の紅葉も色づき始めました。イチョウはもう少しです。

下の写真は仙洞御所の南のイチョウです。京都御所の建礼門の南の凝華洞跡のイチョウも有名ですが、こちらのイチョウも迫力があります。

紅葉の紅はだいぶ濃く色づいています。

背の高い樹木の緑と紅のコントラストが美しく映えます。

今年の凝華洞跡のイチョウです。

今年もイチョウの絨毯と共に市民の憩いの場となっています。

以下の写真はクリックで拡大します。

さて、京都御所ではこの秋に以下のイベントが開催されました。

令和3年11月 京都御所 イベント

期間:令和3年11月19日(金)から11月23日(火・祝)までの5日間

開門時間:午前9時から午後3時20分 ※入門時間を過ぎると入れませんのでお早目にどうぞ。

内容:「京都御所 宮廷文化の紹介」と題して、茶器を置く台「黒漆塗御紋金具付四季花鳥図小襖二階台子(くろうるしぬりごもんかなぐつきしきかちょうずこぶすまにかいだいす)」などが一般公開されます。入口は御所北西の清所門です。

「京都御所 宮廷文化の紹介」<令和3年秋>の開催について - 宮内庁

早速御所に行ってきましたので、その様子を紹介します。

行楽日和ということで、たくさんの人々が京都御苑を訪れていました。

清書門から入り、しばらく歩くと、展示用の建物があり、中に今回公開されている宮廷の茶器や茶器を置く台が展示されていました。写真右側の台は「黒漆塗御紋金具付四季花鳥図小襖二階台子(くろうるしぬりごもんかなぐつきしきかちょうずこぶすまにかいだいす)」という名の4枚の花鳥図が描かれた台子になります。

下の写真は新御車寄の前の牛車です。豪華な装飾が施された天皇や貴族の乗り物であり、その名の通り牛が引きます。読みは「ぎっしゃ」です。

月華門から見る紫宸殿です。紫宸殿の南には玉砂利が敷き詰められた南庭があり、南庭の東の門が「日華門」西の門が「月華門」、南の門が「承明門」になります。

こちらは承明門から望む「紫宸殿」です。

東側の「日華門」から紫宸殿の南庭に入れます。

玉砂利の敷き詰められた庭に二本の樹木があり、西側の「右京の橘」と東側の「左京の桜」です。

紫宸殿には天皇・皇后の玉座である「高御座(たかみくら)」と「御帳台(みちょうだい)」が安置されています。現在の「高御座」「御帳台」は大正天皇の即位にあわせて大正2年につくられたもので、昭和、平成、令和の即位に伴う儀式で使われてきました。

こちらは「御池庭」から「御内庭」に抜けた所に立つ紅葉です。

11月中旬から12月にかけて紅葉もイチョウも色づき始めます。

京都御苑の冬支度が始まります。