2018年11月 京都御苑の秋

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凝華洞のイチョウ

京都には観光客の数がピークを迎える月が年に2回あります。桜の時期と紅葉の時期です。京都市営地下鉄ではこの時期に合わせて通常より本数の多い、増発ダイヤを準備しており、観光客の移動の足を助けます。

今回は市営地下鉄丸太町から徒歩で散策できる京都御所の秋を紹介します。
地下鉄丸太町駅の1番で入り口を出て少し丸太町沿いに歩くと、間之町口という京都御苑の入り口に着きます。
今回はここから入らずに少し東に進んで堺町御門から入ります。堺町御門は時代祭りや葵祭の行列が出発する際に通る、いわば御苑の正門、正面玄関です。
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ここからまっすぐ北に進むとみかんの木が見えます。
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天然のみかんの木で、たわわに実っています。

みかんの木の北側には赤く色づくもみじの木がありました。全体が色づくにはもう少し時間がかかりそうです。
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そこから更に北に進むと京都御所の建礼門の南に「凝華洞跡のイチョウ」という大イチョウが見えてきます。知る人ぞ知る、御苑に鎮座する天空のイチョウです。
凝華洞のイチョウ
高さは23m、幹回りは528cmです。御苑では4番目に幹回りが大きい木です。ちなみに御苑で最も高い木は寺町通の近くのケヤキで30mあります。幹回りがもっとも太いのは堺町御門の近くのイチョウで553cmになります。しかしながら、この小高い丘にそびえたつこの「凝華洞跡のイチョウ」こそが御苑で最も美しく風格があるイチョウです。京都市の中心にこんな木が立っているなんて信じられないのではないでしょうか?ちょっと見つけにくいところにあるのもポイントです。

ちなみに1週間経つと葉が落ちて、一面黄色の絨毯になり、市民の集う憩いの場になります。

「凝華洞跡のイチョウ」の東に生えるもみじです。
春は青々とした新緑の葉をたたえていましたが秋になると燃えるような紅色になります。

春のもみじです。緑がまぶしく輝いていました。

大宮御所を西から見た景色です。もみじのスポットがあります。

最後に白雲神社の西に自生するイチョウです。こちらも大きいですが、幹回りは御苑で10番目とのことです。

いかがでしたでしょうか?
皆さんも秋の京都を見つけに散策に出掛けてみてはいかがでしょうか?