京都市 賃貸物件分析レポート (26年05月08日)






京都市 賃貸物件分析レポート (2026年05月08日)


京都市 賃貸物件分析レポート (2026年05月08日)

2026年05月08日時点の賃貸データに基づく京都市の物件動向分析レポートです。
このレポートでは、京都市内の賃料相場、各区の特徴、主要駅ごとの詳細なデータ、
そして時系列での市場推移を深掘りし、京都市で賃貸物件を探している方々に役立つ情報を提供します。

京都市間取り毎の賃料

まず、京都市の賃料の相場を示します。間取り毎の平均賃料は以下の通りです。

京都市 賃料相場

京都市全体では、単身者向けとなるワンルームの平均家賃は5.5万円、1LDKの平均家賃は8.5万円となっています。

ワンルーム・1K(平均5.5万円):
主に学生や新社会人、単身赴任者など、一人暮らしの方に最適な間取りです。
居室とキッチンが一体となっていることが多く、比較的家賃を抑えやすいのが大きな特徴です。
京都市内では、京都大学(左京区)、同志社大学(上京区)、立命館大学(北区・右京区)などの大学周辺エリア、
例えば出町柳駅今出川駅西院駅周辺には、学生向けのワンルーム物件が豊富です。
また、烏丸御池駅周辺のオフィス街や、四条河原町などの繁華街へのアクセスが良いエリアにも多く、
通勤・通学の利便性を最優先する単身者に人気です。

1LDK(平均8.5万円):
リビング・ダイニング・キッチン(LDK)と独立した寝室がある間取りで、
ワンルームよりもゆとりのある生活を求める単身者や、DINKS(共働きで子供のいない夫婦)層に特に人気があります。
来客時にもプライベート空間を保ちやすく、趣味のスペースを確保したい方にも適しています。
京都市内では、地下鉄東西線沿線の太秦天神川駅周辺や、
阪急京都線が利用できる西院駅桂駅周辺など、
交通の便が良く、かつ比較的落ち着いた住環境を求める層に選ばれる傾向があります。
中心部へのアクセスを保ちつつ、広さも確保したいというニーズに応える、バランスの取れた間取りと言えるでしょう。

京都市各区の賃料と専有面積はどれくらいか?

京都市の各行政区における賃料と専有面積のトレンドを見ていきましょう。
これにより、どの区がどのような特性を持つかが明確になり、物件探しのエリア選定に役立ちます。

市区町村別 賃料ランキング

平均家賃が最も安い区は京都市山科区で、平均6.1万円です。
山科区は京都市の東部に位置し、地下鉄東西線で中心部へのアクセスも良好ながら、自然豊かな住環境が魅力です。
比較的落ち着いた雰囲気で、ファミリー層や賃料を抑えたい単身者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
特に、京都市立大学(仮称)の建設が計画されているなど、今後の発展も見込まれるエリアです。

平均家賃が最も高い区は京都市下京区で、平均9.6万円です。
下京区は京都駅を中心に商業施設やオフィスが集中する京都市の中心部であり、
JR、新幹線、地下鉄、近鉄が乗り入れる交通の利便性、生活利便性が非常に高いエリアです。
京都タワーや京都伊勢丹、ヨドバシカメラなどの大規模商業施設に加え、多くの企業が集積しており、
利便性を重視するビジネスパーソンや、観光客にも人気のエリアであるため、賃料が高くなる傾向にあります。

京都市 各区の専有面積平均値ランキング(面積が大きい順)

次に、各区の専有面積の平均値を見てみましょう。これは、その区にどのようなタイプの物件が多いかを示す指標となります。

市区町村別 専有面積ランキング

平均専有面積が最も大きい区は京都市西京区で、平均46.4m²です。
西京区は桂川の西側に広がる閑静な住宅街が多く、桂坂ニュータウンのような大規模な住宅開発も進んでおり、
ファミリー層向けの広めの物件が豊富な傾向にあります。自然豊かな環境でゆったりと暮らしたい方におすすめです。

平均専有面積が最も小さい区は京都市上京区で、平均25.0m²です。
上京区は歴史的な街並みが残るエリアで、京都御所や同志社大学などがあり、
学生や単身者向けの小規模な物件が多いことが特徴です。古い町家をリノベーションした物件など、独特の魅力を持つ物件も存在します。

市区ごとの物件数の間取り比率

全物件数に占める各間取りごとの物件数の割合を示したものです。
これにより、各区の居住者の傾向や、どのようなライフスタイルに適しているかを把握することができます。

市区ごとの物件数の間取り比率

このグラフからは、京都市の中心部に近い中京区下京区上京区などでは、
ワンルームや1Kといった単身者向けの間取りの割合が高いことが分かります。
これは、これらの区が大学やオフィス、商業施設に近く、学生やビジネスパーソンの需要が高いことを示唆しています。
一方、西京区伏見区右京区といった郊外の区では、
2LDKや3LDKといったファミリー向けの間取りの割合が比較的高く、
落ち着いた住環境や子育て環境を求める層に支持されている傾向が見て取れます。
ご自身のライフスタイルや家族構成に合わせて、最適な区を選ぶ際の重要な参考情報となるでしょう。

京都市 駅別賃貸情報ランキング

賃貸情報データベースに掲載されている賃貸物件情報(物件数10件以上の駅のみ対象)を元に、
京都市内の主要駅ごとの特徴をランキング形式でまとめました。
通勤・通学、生活利便性を考慮した駅選びの参考にしてください。

物件数が多い駅ランキング

物件数が多い駅ランキング

最も物件が多いのは京都駅で、43件でした。
京都駅はJR、近鉄、地下鉄が乗り入れる京都最大のターミナル駅であり、
新幹線も利用できるため、広範囲からのアクセスが非常に便利です。
駅ビルには商業施設が充実し、オフィスも多く、単身者からファミリーまで幅広い層の需要があります。

2位は太秦天神川駅(31件)、3位は桂駅(26件)と続きます。
太秦天神川駅は地下鉄東西線の終点であり、嵐電の乗り換えも可能。
周辺には京都市右京区役所や商業施設もあり、利便性が向上しています。
桂駅は阪急京都線の特急停車駅で、大阪方面へのアクセスも良く、
駅周辺には商業施設や住宅地が広がり、ファミリー層にも人気のエリアです。

賃料が高い駅ランキング

賃料が高い駅ランキング

最も賃料が高いのは京都駅で、平均11.3万円でした。
前述の通り、京都駅はその交通の要衝としての機能と、充実した商業・ビジネス環境が賃料を押し上げています。
利便性を最優先する方には魅力的な選択肢ですが、予算との兼ね合いが重要になります。

2位は大宮駅(8.6万円)、3位は北野白梅町駅(8.1万円)と続きます。
大宮駅は阪急京都線と京福電気鉄道嵐山本線が交差する駅で、四条大宮エリアは繁華街に近く、飲食店も豊富です。
北野白梅町駅は京福電気鉄道北野線の終点であり、立命館大学北野天満宮に近く、学生や教職員の需要が高いエリアです。

賃料が安い駅ランキング

賃料が安い駅ランキング

最も賃料が安いのは観月橋駅で、平均5.8万円でした。
観月橋駅は京阪本線が利用でき、伏見区の南部に位置します。
市内中心部からはやや距離がありますが、その分賃料を抑えられ、落ち着いた住環境が魅力です。
京阪沿線で通勤・通学する方にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。

2位は伏見駅(6.0万円)、3位は淀駅(6.2万円)と続きます。
これらも伏見区に位置する駅で、比較的賃料が手頃なエリアとして注目されます。
伏見駅は近鉄京都線が利用でき、伏見桃山駅周辺の商店街や観光地へのアクセスも良好です。
淀駅は京阪本線が利用でき、京都競馬場が近く、自然豊かな環境が特徴です。

専有面積が広い駅ランキング

専有面積が広い駅ランキング

最も専有面積が広いのは桂駅で、平均45.0m²でした。
桂駅は阪急京都線の特急停車駅でありながら、駅周辺には広々とした住宅地が広がっており、
ファミリー向けの物件が多く供給されているため、専有面積が広くなる傾向にあります。
大阪方面へのアクセスも便利でありながら、ゆとりのある暮らしを求める方におすすめです。

2位は醍醐駅(44.9m²)、3位は上桂駅(43.5m²)と続きます。
醍醐駅は地下鉄東西線の駅で、周辺には大規模な商業施設や住宅地があり、ファミリー層に人気です。
上桂駅は阪急嵐山線の駅で、自然豊かな環境が魅力であり、こちらも広めの物件が多く見られます。

専有面積が狭い駅ランキング

専有面積が狭い駅ランキング

最も専有面積が狭いのは伏見駅で、平均24.7m²でした。
伏見駅周辺は単身者向けの物件が多く、特に学生や新社会人にとって手頃な賃料で住める物件が豊富です。
コンパクトな暮らしを希望する方には適しています。

2位は西院駅(25.4m²)、3位は観月橋駅(25.6m²)と続きます。
西院駅は阪急京都線と京福電気鉄道嵐山本線が乗り入れる交通の要衝であり、
大学や専門学校も多いため、学生向けのコンパクトな物件が充実しています。
観月橋駅も賃料が安い駅ランキングで上位に入っており、広さよりもコストを重視する単身者にとって魅力的な選択肢です。


時系列推移データ

京都市の賃貸市場がどのように変化してきたか、時系列データで確認しましょう。
これにより、過去のトレンドから将来の動向を予測する上でのヒントが得られます。
データは市区ごと、間取りごとに分析されており、より詳細なトレンドを把握できます。

賃料の時系列データ(市区ごと)

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単位賃料の時系列データ(市区ごと)

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専有面積の時系列データ(市区ごと)

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賃料の時系列データ(間取りごと)

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単位賃料の時系列データ(間取りごと)

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専有面積の時系列データ(間取りごと)

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これらの時系列データからは、京都市全体の賃料が緩やかに上昇傾向にあることや、
特定の区や間取りで需要の変化が起きている可能性が示唆されます。
近年は単身世帯の増加やリモートワークの普及により、
ワンルームや1LDKの需要が安定している一方で、より広いLDKを求めるニーズも高まっています。
また、インバウンド観光の回復による宿泊施設の需要増加が賃貸市場にも影響を与え、
学生の流入も京都市の賃貸市場に影響を与える重要な要因です。
物件探しにおいては、短期的なトレンドだけでなく、長期的な視点も持ってエリアや間取りを検討することが賢明です。


まとめ

本レポートでは、2026年05月08日時点のデータに基づき、京都市の賃貸市場を多角的に分析しました。
京都市の賃貸物件は、その歴史と文化、そして多様なライフスタイルに対応する選択肢の豊富さが魅力です。

  • 間取りと賃料のトレンド:
    単身者向けにはワンルーム(平均5.5万円)や1LDK(平均8.5万円)が主流であり、
    特に大学やオフィス、繁華街に近いエリアで需要が高いことが分かりました。
    例えば、京都大学や同志社大学周辺、烏丸御池・四条河原町エリアへのアクセスが良い場所は単身者に特に人気です。
  • 区ごとの特徴:
    下京区が最も賃料が高く、利便性を重視する層に人気がある一方、
    山科区は賃料が手頃で、落ち着いた住環境を求める方におすすめです。
    西京区は広めのファミリー向け物件が多く、上京区は歴史的な魅力とコンパクトな物件が特徴です。
    自身のライフスタイルや予算に合った区を選ぶことが重要です。
  • 駅ごとの傾向:
    京都駅は物件数・賃料ともにトップであり、京都市の玄関口としての機能が反映されています。
    一方、観月橋駅や伏見駅は賃料を抑えたい単身者に適したエリアです。
    桂駅や醍醐駅周辺は、広さを求めるファミリー層にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
  • 市場の動向:
    時系列データからは、賃料が全体的に緩やかな上昇傾向にあることが示唆されます。
    これは、京都市の魅力が高まっていること、学生や単身赴任者、観光客の増加などが背景にあると考えられます。
    今後も、これらの要因が賃貸市場に影響を与え続けるでしょう。

京都市での物件探しは、単に家賃や広さだけでなく、通勤・通学の利便性、周辺環境、そして長期的なライフプランを考慮することが成功の鍵となります。
このレポートが、皆様の理想の住まい探しの一助となれば幸いです。
最新の情報を常にチェックし、ご自身のニーズに最適な物件を見つけてください。


参考データ

参考1: 市・区毎の間取りヒストグラム

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参考1: 市・区毎の散布図

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参考2: 市・区毎のデータ

平均賃料[万円] 平均面積[m2] 単位賃料[万円/m2]
伏見区 6.8万円 36.2m2 0.19万円/m2
右京区 7.2万円 37.2m2 0.19万円/m2
西京区 7.8万円 46.4m2 0.17万円/m2
東山区 9.2万円 28.7m2 0.32万円/m2
山科区 6.1万円 32.0m2 0.19万円/m2
左京区 9.6万円 43.7m2 0.22万円/m2
南区 7.7万円 27.3m2 0.28万円/m2
中京区 8.8万円 34.0m2 0.26万円/m2
北区 6.4万円 32.0m2 0.20万円/m2
上京区 6.7万円 25.0m2 0.27万円/m2
下京区 9.6万円 33.8m2 0.28万円/m2

参考3: 駅ごとのデータ

駅名 平均賃料[万円] 平均面積[m2] 単位賃料[万円/m2]
上桂駅 7.3万円 43.5m2 0.17万円/m2
京都駅 11.3万円 35.3m2 0.32万円/m2
伏見駅 6.0万円 24.7m2 0.24万円/m2
北野白梅町駅 8.1万円 27.8m2 0.29万円/m2
十条駅 6.8万円 25.8m2 0.26万円/m2
向島駅 7.0万円 40.7m2 0.17万円/m2
大宮駅 8.6万円 32.5m2 0.26万円/m2
太秦天神川駅 7.4万円 28.7m2 0.26万円/m2
桂駅 7.9万円 45.0m2 0.18万円/m2
淀駅 6.2万円 31.9m2 0.19万円/m2
清水五条駅 7.4万円 30.9m2 0.24万円/m2
烏丸御池駅 7.0万円 28.6m2 0.24万円/m2
石田駅 6.6万円 37.1m2 0.18万円/m2
竹田駅 7.1万円 39.8m2 0.18万円/m2
藤森駅 6.3万円 29.5m2 0.21万円/m2
西京極駅 7.4万円 39.0m2 0.19万円/m2
西大路駅 7.0万円 27.2m2 0.26万円/m2
西院駅 6.4万円 25.4m2 0.25万円/m2
観月橋駅 5.8万円 25.6m2 0.23万円/m2
醍醐駅 7.8万円 44.9m2 0.17万円/m2